サラリーマンの息抜きとして復活した海外旅行。入国規制なども含めて情報が日々変化していくこのご時世の海外旅行において、事前準備や役立ったツールを紹介します。
私がよく海外にバックパッカーで旅をしていた時期はもう約10年前。当時と比べるととても快適に旅行ができ、古の旅行者であることを痛感しました。
バルセロナ・スペインの旅行記・役立つ情報はこちらの記事で記載しています。
やっぱり準備が全て!もしもに備えてスペイン旅行前に準備したこと
国際情勢の変化が激しいので詳細な下調べと、もしもの備えを!
昨今は国際情勢の変化が激しく急にルールが変更されます。私が旅行した8月はまだ日本の入国時にPCR検査の陰性証明が必要な状態でした。また各国様々なルールがあり、”乗り継ぎは入国になるのか?”など厳密に調べていかなければなりません。旅行した人やtwitterなどを見ていると、実際に規制を知らずに引っかかって飛行機に乗れなかったり、隔離になってしまったりという場合もあるようです。
入国規制・準備
特にトランジット(乗り継ぎ)する場合は、それらが入国になるのかも調べる必要があります。(例えばEU内ではフランス乗り換えでスペインに渡航したとしてもフランスでの入国となります。)
スペインでは2022年9月からはワクチン接種証明書か陰性証明書、または回復証明書のいずれかを提示すれば入国できます(専用のアプリに入力は不要になりました)。ワクチン接種証明書は、自治体に頼めば1週間ほどで発行してくれます。陰性証明書・回復証明書などは、病院でももらえますしフォーマットをダウンロードして病院で記入いただく形も可能です。
いずれもスマホに入れるだけでなく、紙にプリントアウトしたものを用意しておくとスムーズです。
もしもの時の対応
通常は、”もしもの時”とは事故や事件に巻き込まれた場合ですが、昨今では帰国できなくなる心配があります。旅行中に病気にかかってしまうこともあり得ます。もしもの時にどうするかを考えておくことで不安を減らせます。
私が渡航した時は日本帰国前の陰性証明が必要でした。現地の飛行機の出発時刻から72時間前までの証明が必要のため、それに合わせてPCR検査を受けました。街中の病院でも受けれますが、空港ではRapid PCRという35分で結果が出るところがあったので帰国前72時間になった時点で受けました。そうすることで陰性であれば残りの時間を心置きなく楽しめますし、陽性でも再度チャレンジができます。それらも事前にブログやtwiiterで調べて行きました。
移動手段の情報
旅行では移動に非常に時間がかかるため、ベストな移動手段も入念に調べました。私の場合は、「今はヨーロッパの空港では乗り継ぎに非常に時間がかかる」という情報がtwitter上で多々あったので、フランス経由やオランダ経由便が安くて多くありましたが、エミレーツ航空を探しました。またEU加盟のヨーロッパ内では、乗り継ぎであっても最初に入った空港の国に入国となりますので、フランスやオランダでの入国となってしまいます。その場合、スペインも含めて2カ国の入国規制を調べる必要があり不安な点も、エミレーツにこだわった理由でした。(エミレーツの乗り継ぎは基本的に入国不要)。3時間ぐらいの乗り継ぎでしたが、問題なくクリアできました。
また航空券はその航空会社から正規のものを買うべきだと思いました。検査結果によっては航空便の変更の可能性があり旅行会社や比較サイトから購入しても、結局、現地の航空会社に電話しなければならないリスクもあると考えたためです。その点航空会社のHPから直接購入すると、電話でもスムーズにが通りやすい、最悪は現地の空港に行けばカウンターがあるためリスクが少ないと考えました。
鉄道(レンフェ)などの予約
レンフェと呼ばれる高速鉄道などオンライン予約できる移動手段はできる限り予約していくことをおすすめします。結構事前に埋まっていたり、早い方が安かったりします(実際には予約いっぱいだった列車でも空いていましたが)。時間通りに動くか心配していましたが、思っていた以上に時間に正確でした。むしろ1分前に出発して乗り遅れている客がいたぐらいでびっくりしました。
オンラインチェックイン
飛行機やホテルなどオンラインチェックインできるものは先にしておくことをお勧めします。昨今の複雑な状況も影響してチェックインに非常に時間がかかります。
情報収集方法・ツール
大使館HP 渡航先の大使館のHPには、基本的なことが全て詳しく書かれています。
旅行代理店 旅行代理店に行き情報収集したり、不安であればそのまま代理店で申し込んでもいいと思います。私も結局は代理店経由しませんでしたが、相談することで情報収集できました。(航空券を一度仮押さえして、違う日程にしなければならなくなったので、キャンセル料を払ってキャンセルしました。)
店舗に行く場合は予約必須になっており、なかなか直前では取れないことが多いので注意が必要です。
twitter 最新の情報や生の旅行者の情報としては、twitterが最も役に立ちました。特にもし現地で帰国便に乗る前に”陽性”が発覚した場合のことなど、経験者がつぶやいてくれてますので、大変参考になりました。後術しますが、飛行機の乗り継ぎもヨーロッパの空港は混んでいて時間がかかりすぎているという情報をtwitterで多数仕入れて、避けるようにしました。現地へ行ってからもリアルタイムに
Youtube 旅行系Youtuberも参考になりました。特に移動しているところをvlogとして撮影してくれている動画は、行き方や鉄道などの乗り方、街の雰囲気(治安)がわかるので大変参考になりました。
※ただしみすぎてしまうと、せっかくの旅行が「Youtubeで見たとこや!」ばかりになってしまうので注意が必要です。私は極力空港着いた後の流れや、街までの行き方だけを参考にするようにしました。
参考にした旅行系Youtuberおのださんの動画です。スペイン以外にも多数の海外滞在機を投稿されています。
ブログ
行き方や予約の仕方などまとまった情報が必要な場合はブログが最適です。在住のかたや旅行者、留学生などが細かく解説してくれています。ただし最新でない場合もあるので注意が必要です。
レンフェの予約ではこちらのブログを参考にさせていただきました。その他にもバルセロナ・スペイン情報を多数投稿されています。
ガイドブック
最もまとまった情報を得ることができるのは今でもやっぱりガイドブックです。細かなお店やホテルの情報、歩き方など情報があって助かります。ただし2020年以降に発行されているものは少なく情報が最新かどうかの注意は必要です。
実際に旅行中役立ったツール
タッチ決済カード VISAでタッチ
間違いなく最も役に立ったモノはタッチ決済機能付きクレジットカードです!!ほぼ全ての決済を1枚のVISAでタッチのカードで賄いました。現金の管理も面倒ですが、クレジットカードでPINコードを打つのもなかなか手間なので、”ピッ”とタッチするだけで決済完了するので便利でした。タクシーからコンビニ、小さいお土産屋さん、屋台のようなお店までタッチ決済でいけました。逆にPINコードを打つタイプは少なく、日本よりもカード利用可能店が多くキャッシュレスも進んでいると感じました。
タッチ決済付きカードはVISAだけでなく、Master CardやAmerican Expressもあるので、どれかのカードをメインで1枚持っておき、予備にもう1枚持っておけば問題ないかと思います。
Google Map
持ち物ではありませんが、Google Mapには本当に助けられました。どこにいくにも行き方や所用時間が出ますのでガイドブックなどのマップは使いませんでした。GPSで自分がどこにいるかも把握できるため常に利用していました。
また地図としてだけでなく、様々なお店やホテルなどの評価や口コミを見れるのも便利です。最近では日本でもレストランの口コミサイトではなくGoogle Mapを使うことが多いですが、全世界の方の口コミが日本語で見れるため海外でも同じように利用できることが便利でした。
ただし全てのお店が載っているわけでもないため、たまたま歩いて見つけたお店に入ることも旅の醍醐味として面白かったです。
Ahamo(海外対応 格安SIMスマホ)
NTTドコモの格安スマホ、Ahamoも大活躍しました。Google Mapやさまざまなことを調べるにもインターネットは欠かせません。海外でのSIMカードやポケットWi-Fiのレンタルサービスもありますが、特に新しい契約や申請がいらず、海外で普通に使うことができるAhamoが便利でした。データ量の上限に達すると自動的に通信が遅くなるだけですので、後々高額を請求されることもありません。
Ahamoは現地の通信会社の回線を借りてるようです。同様のサービスは他の格安SIMスマホでもできます。楽天やその他の格安スマホも海外対応しているところがあります。
実は私は楽天モバイルユーザーでした。楽天はVodacomの回線を借りてるようでした。スペインだけかもしれませんが、圏外のことが多くあまり活用できませんでした。逆にAhamoは大体のところで接続可能で、常にAhamoを使っていました。※借りている回線の違いかもしれませんが。
Google カメラ翻訳機能
駅やレストランで書いてあるもの意味が知りたいと思うことがあります。それもカメラでカシャっと撮影するだけで全て日本語になるので、本当に調べたりする時間すら必要ありませんでした。インターネットで予約や、申請をする場合も日本語はもちろん、英語すらない場合もあります。そんな場合でもPC画面やスマホ画面を撮影、翻訳することで日本語で確認ができ、不安を取り除くことができます。この機能は、公的な規制が日々変わる昨今においては非常に安心感を与えてくれました。
ポーチ
体の前に大きめのポーチを持っている人を見ると日本ではちょっとダサいと思われるかもしれません。私もついてすぐあまりそういう人を見ないと思い、後ろに回していました。しかし置き引きの現場に直面(詳細は先述のバルセロナ旅行記の記事)したこともあり、やはり安全第一に考えるとポーチ前がけが必須であると思いました。
プリントアウトしたバウチャー関係
スマホが発達している現代ですが、提示が必要な書類などはできる限り紙で用意していった方が良いかと思いました。予約表や、昨今で言えば接種証明書や事前の健康確認などをアプリで行った場合にもらえるQRコードなど、入国や公的機関を利用するだけでもさまざまな資料の提示が必要になります。もちろんスマホで画面を見せればOKなのですが、肝心な時にネットが繋がらなかったり、充電がなかったり、なぜか動かなかったりします。そのため紙の資料を用意しておけば、万が一の場合も、通常時もスムーズに書類検査を通過できます。
ストラップ
スマホをカバンと繋げるストラップもあったほうが良いかと思いました。これもダサいと感じるかもしれませんが、スマホを肌身から無くさないために便利だと感じました。先述の通り、スマホがなければ旅行や生活ができません。パスポートよりも重要ではないかと思うほどです。ストラップをつけておくと、スリなどの被害から守る、警戒していることを伝えられることはもちろん、自分で「スマホどこいったっけ?」と探す時間もなくなります。100均で購入できるぐらいのストラップはあって便利だと思いました。
除菌ティッシュ
何かと便利な除菌ティッシュ。途中で足りなくなって、スーパーや薬局、無印良品などで探しましたがなかなかありませんでした。除菌ティッシュは多めに日本から持っていく方が良いと感じました。
以上、せっかくの旅行ですのでできるだけ快適に、時間を無駄にせずに楽しみたいですね。そのために準備はしすぎて損はないと思います。何かの参考になれば幸いです。